結婚したけどなかなか赤ちゃんが出来ない新婚夫婦が不妊治療を考えたときのお金のこと

結婚して3年目、新婚旅行も終えたし(私たち夫婦はまだですが)、新婚期間で終えるべきイベントは終わったのに赤ちゃんだけが出来ない。そんな夫婦って意外と多いですよね。

年齢も年齢だし、35歳を超えて出産だとマル高出産(いまは廃止されました)となり、出産による母体への影響やダウン症などの染色体異常のある子供が生まれるリスクも高くなります。

だからできるだけ35歳までに出産を終えたい、そんな女性も多いと思います。自然妊娠が難しければ、不妊治療をしてでも赤ちゃんが欲しい。

でも不妊治療はお金がかかるし、できれば自然に妊娠出来るのが望ましい。そう考えるのも当然のことです。私たち夫婦も同じ考えでした。

子供のことは夫婦二人でよく話し合うことが大切

当たり前ですが、子供はペットではありません。産んだ後で「やっぱり要らない」ということも言えませんし、産んだことに対して後悔するくらいなら産まないほうがいい。もちろん子供のことは夫婦のことなので、将来設計を考える上で子供が欲しいのか、それとも夫婦二人で生きていくのか、夫婦でしっかりと話し合うことが必要です。

そんな私たち夫婦も出産リミットを迎えるぎりぎりに生きる世代です。

妻33歳、夫36歳、夫婦二人、嫌でも不妊治療を考えてしまいます。

しかし、不妊治療という選択肢はあったけれど、私たちの結論は至ってシンプルでした。

「子供は出来なければそれでいい。無理(不妊治療)をしてでも作るものじゃない」

という考えでした。私も妻のその考えに賛同しました。別に不妊治療をするためのお金がなかったわけではありません。お金が惜しかったわけでもありません。綺麗ごとかもしれないけど、子供は天からの授かりものという考えが根底にあったからです。

そんな私たちも不妊外来の門をたたいたわけ

実はそんな私たち夫婦も上で書いた結論(不妊治療をしてでも子供は欲しくない)に至るまでにタイミング療法の不妊治療を1回しています。

ただ、タイミング療法の不妊治療を1回しただけですが、子供を授かる、ということにすごい違和感を覚えました。特に妻は不妊治療中に

「別に悪いところはないのに、なんでこんなに薬漬けにならないといけないの?」

という気持ちを吐き出していました。身体は健康なのに、30前半と言う年齢制限だけで病人扱いになる理不尽さに耐えられなかったのだと思います。

それに不妊治療を受けた当時は妻もフルタイムで働く共働き世帯でした。しかも休みは土日関係なく夜勤のある24時間体制の勤務体制です。そこから不妊治療のための時間を捻出することはほぼ不可能でした。

不妊治療中は病院から「ではまた明後日来てください」、「また来週の水曜日に来てください」とこっちの都合お構いなく来院の日時を指定されます。

正直、フルタイムで働いている女性にとって(もちろん男性にとっても)、日時指定で不妊治療をするのは無理です。

その後、転職や引越しとイベントが続き、結局、不妊治療の継続はできず、話し合いの結果、「顕微授精までして子供が欲しいなんて考えは止めよう」となったのです。

不妊治療の種類と費用について

不妊治療といえば最初に「体外受精」を思い浮かべますが、不妊治療も最初から体外受精をするわけではありません。その人(夫婦)の年齢や体質などの状況により段階を踏んで不妊治療は進んでいきます。

私たち夫婦がした「タイミング療法」も不妊治療のひとつですが、不妊治療をこれからはじめようとする人たちが最初にする治療法です。タイミング療法を数回経て、人工授精、体外受精、顕微鏡受精と進んでいきます。

以下、一般的な不妊治療の流れとおおまかな費用です。

  • タイミング法 1回 数千円程度
  • 人工授精 1回 15,000円前後
  • 体外受精 1回 20万円~50万円
  • 顕微鏡受精 1回 50万円~100万円

という風に進んでいきます。保険の適用に関してはタイミング法のみ適用であり、そのほかの不妊治療は保険適用外です。

上記のほかに不妊治療の最初に受ける血液検査や、男性の不妊検査なども初期の段階で必要検査項目となります。

不妊治療は進めれば進めるほど費用がかかってきます。それでも自治体によっては不妊治療に対して助成金がでる制度もありますので、不妊治療を考えている人は自治体の助成金も合わせて調べておくことをお勧めします。

不妊治療を受けている人は結構いる、という事実

できれば自然に妊娠できるのが望ましい、とは誰もが思うことです。でも不妊治療を経験したことがある人、または子供を産んだことのある人であれば誰でも「子供が産まれることは奇跡である」と思っているはずです。

実際に私も結婚して普通に夫婦生活を送っていればすぐに妊娠するものだと思っていました。でもそれは間違いでした。結婚して1年が経過し、2年が経過しても妊娠しない(通常、正常な夫婦生活を営み、1年間妊娠できなかったら不妊と診断されます)。

勇気を振り絞って、いざ不妊治療を開始してみれば、不妊外来の待合室は同じように子供を望む女性たちであふれかえり、診察予約をしても待合室で数時間待たされる、なんて当たり前の光景でした。

それだけ現代社会で不妊治療に通う人が多いと言うことです。

不妊治療を受けている、という話は公になかなか話しにくい話題でもあります。話す相手だって選びますし、自分たちの親にだって話すのをためらってしまうほどデリケートな話題です。でもいざ「私、不妊治療受けてるんだ」という話をすれば、意外と周りでも同じように不妊治療を受けている人が多いのに驚きます。それだけ不妊治療が普通(当たり前)になってきているとも言えます。

不妊原因が男性側のケースも結構多い

不妊、と聞くと一般的に女性の方に原因があると思われがちですが、実際には男性側に不妊の原因があるケースが半数近くを占めています。

男性側の不妊原因のトップは「乏精子症」です。簡単に言えば精子の数が正常に比べ少ない病気のことです。

私たち夫婦の場合は、案の定、不妊の原因は男性である私にありました。診断は乏精子症です。通常、精子の数が2000万(不妊外来で言われたのは4000万以上が望ましい)/1ml中いなければいけないところ、私の場合、1240万/mlしかいませんでした。その上、奇形率も48%と半数近くが正常な精子ではないと判断されたのです。

この診断結果を受けたとき、妻の前では出さないようにしていましたが、正直男としてのプライドを打ち砕かれたような、そんな大きな衝撃を覚えました。

先日、NHKドラマの「ブランケット・キャッツ」の3話を見たのですが、ちょうど不妊に悩む夫婦の物語だったので、つい感情移入してしまい、男性側と女性側で不妊に対する考え方も違うんだな、と考えてしまいました。物語の中でも不妊原因は男性側にあり、妻を想い離婚を切り出した彼の気持ちも分かるし、かたや子供はできなくても好きになった夫と一生一緒にいたい、という女性側の気持ちも妻には痛いほど通じたようです。

やっぱり夫婦の話し合いは大切なんですね。

おそらく長年の中国生活によるPM2.5によって汚染されてしまった、と身勝手な推測をしていますが、実際のところの原因は分かりません。それに男性の不妊検査は1回の検査では判断するのも難しく、体調や気分によって検査結果が変わったりするので、複数回行うのが普通のようです。また、精子の数が少なかったからといって妊娠できない、というわけでもなく、無精子症でなければ自然妊娠の可能性は充分にあります。

 

不妊治療を真剣に考え、それでも無理してまで子供を作らないと決めた私たち夫婦ですが、本日、妻の妊娠が確定しました。

妊娠検査薬の陽性反応から今日の心拍確認まで不安な2週間でしたが、一日が長く、「すべては時間が解決する」ということをかみしめた2週間でした。

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