毎月1万円以上もする民間医療保険
ずっと海外で暮らしていたため、社会保険に加入していなかった筆者は、日本帰国と同時にその重い税金に悩まされることになりました。毎月、社会保険で数万円も引かれていくのは正直、負担が大きすぎます。それに加えて任意の医療保険にまで加入となれば、少ない給料のほとんどが保険料だけで消えてしまうなんてことになりかねません。そこで改めて社会保険でカバーできる範囲を備忘録として記事にしようと思います。
そもそも健康保険でカバーできる範囲はどこまで?
健康保険でカバーできる範囲とできない範囲については以下を参考にしました。なお、健康保険が適用になるのは業務外での怪我や病気です。業務内の場合は基本的に労災保険が適用となります。
参考 保険証を提示して治療を受けるとき全国健康保険協会健康保険適用外のケースは以下の通り。
- 自由診療の治療費 (先進医療など)
- 差額ベッド代
- 付添人用のベッド代
- 部屋のTVや冷蔵庫利用料
- 正常な出産費用(人工中絶費用)
- 予防接種や人間ドッグ費用
なお、差額ベッド代については厚生労働省の調べでは5,000円/1日が平均らしいです。ここから保険各社は入院費用1日5,000円としきりに強調しているんですね。
平成28年10月からは社会保険の適用範囲が拡大
今年の10月から以下の従業員も適用対象となるようです。
※従業員数501名以上の事業所が対象。平成31年以降は500名未満の事業所も対象。
- 1週間の所定労働時間が20時間以上の者
- 月額賃金が88,000円以上の者
- 1年以上の雇用見込みがある者
- 学生ではない者
これからはアルバイト、パートに関係なくほとんどの人が社会保険に加入することになりますね。
健康保険に加入することでで得られるメリット
- 厚生年金と合わせて加入できる(将来もらえる年金が増える)。
- 会社が半額を負担してくれる(だから会社は加入させたくないんですね)。
- 傷病手当金や出産手当金がある(国保にはありません)。
- 扶養制度があるため、保険料額を抑えることができる。
厚生年金で得られるメリット
- 扶養制度があるため、保険料額を抑えることができる。
- 老齢年金額が上乗せされる。
- 障害年金の等級数が多い(国民年金は1級と2級のみ)。
- 遺族年金の支給対象が広く、手厚い保障制度がある。
結局、医療保険は加入したほうがいいの?
健康保険でも自己負担3割や、高額療養費制度などを利用すればある程度はカバーできるかもしれません。ただ、上にも記載があるとおり、保険でカバーできない部分を補うのが保険の役目です。しかし、あれこれと保険をかけて生活がきつくなるのも本末転倒です。結局のところ、自分の収入と家族状況(既婚なのか独身なのか)などを考えて自分でベストな選択をしていくしかないと思います。
参考にしたサイト:
参考 必見!社会保障で絶対損をしないためのすぐに使える全知識保険の教科書このサイトにほとんど網羅されていますので参考にしてください。
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