こんなに頑張っているのに上がらない給料、容赦ない増税により給料の手取りはどんどん減っていく。将来もらえるかもわからない年金のためにあくせく働いて何の意味があるのか。
働かなくてもお金がもらえる不労所得の代表格といえば株の配当金だけで暮らす方法ですが、いったいいくらくらいの株を持っていれば配当金だけで生活できるのでしょうか?
例えば生活費が毎月20万円かかるとすると、年間では240万円になります。240万円を株の配当金だけでまかなおうとすると、税込みで300万円の配当金を得る必要があります。
この記事で紹介している米国ETFのPFFでは、仮に年利が5%だとすると、年間で300万円の配当金をもらうためには6,000万円の投資が必要になります。
サラリーマンで6,000万円もの大金を投資できる人はほんの一握りではないでしょうか。
ずっと雇われるサラリーマン生活なんて嫌だ!
残業で時間を犠牲にして一生懸命稼ぐのもいいでしょう。でもできるなら楽してお金を稼ぎたい。そんな思いを持っている人も多いはず。もちろん私だって仕事が大嫌い、できるならサラリーマンで働きたくない。
だからなんとか副収入を得られる道を探してきました。私も過去にFXやトルコリラなど色々な投資(?)に手を出しては失敗してきました。
そして悩んで悩んでようやく行き着いた結果が「投資信託の積立」という方法でした。
これなら手間を取られることなく、毎月決まった額を先取り貯金感覚で積立ができるようになります。
PFF(iシェアーズ米国優先株式ETF)で夢の配当金生活はできるのか?
できるだけ分配金利回りの高い、インカムゲインが狙える投資信託を探した結果、最終的に選んだのが米国ETFでした。
米国ETFの中で高配当と言えばPFF(iシェアーズ米国優先株式ETF)です。
PFFの直近(2017年5月22日)株価は$38.86で、日本円にして約4,000円です。そしてこのETFの最大の魅力は何といってもその高配当による分配金利回りの高さです。
2017年2月から4月までの直近3ヶ月の平均の分配金は$0.189あり、年間に換算すると$2.268/1株の分配金です。なんと分配金利回りは年率5.83%(税引き前)という高さを誇ります。
ここでちょっと一休み。
投資の世界の常識「72の法則」
みなさんは「72の法則」をご存知でしょうか。投資の世界でよく使われているようなのですが、私も「72の法則」という言葉自体は上海にいるときに騙されて加入した海外個人年金の勧誘のときに知りました(参考:海外積み立て投資保険プランの実態と罠。私はこれで200万円損しました)。
金利(%)×年数(年)=72
お金を2倍にする、これが投資の世界で有名な「72の法則」です。つまり、10%の利回りのある金融商品に投資をすれば7.2年で元本の2倍になっている計算です。
では100万円を今の日本で銀行に預けている場合、何年後に200万円になっているでしょうか。定期預金の年利を0.1%とするならば、0.1×年数=72なのですから、これを計算すると銀行の金利だけで100万円を200万円にするためにはなんと720年になるのですね。
このPFF(iシェアーズ米国優先株式ETF)の利回りであれば約12年ほどで元本を2倍にすることが出来ます。もちろん、この分配金の利回りが変わらず、株価も変わらなければ、という前提です。
それでもPFFを買うことで私たちが生きている間に投資金額がいつの間にか2倍になっている(かもしれない)夢が見られるのです。
PFF(iシェアーズ米国優先株式ETF)を30株を追加購入
私もこのPFF(iシェアーズ米国優先株式ETF)を30株、追加購入しました。これでトータル61株(2018年2月時点)になっています。1株につき$0.189/月もらえるのですから、今後は毎月$10.395の分配金をもらえる計算になります。
まずは小さな1歩です。配当金生活に向けてたかが1,000円、されど1,000円という小さな一歩です。
それでも毎月分配金がもらえると言うのはささやかな楽しみになります。ちなみに私はこのPFF(iシェアーズ米国優先株式ETF)をSBI証券のNISA口座で積み立てているので買付手数料は無料になります。
※投資は自己責任でお願いします。
2018年2月10日追記:2017年12月までの分配金履歴
PFFを保有してからどれくらいの分配金が得られたのかまとめてみました。
6月 | 8.97USD |
7月 | 8.84USD |
8月 | 8.75USD |
9月 | 8.78USD |
10月 | 9.14USD |
11月 | 9.97USD |
12月 | 15.41USD |
合計 | 69.86USD |
PFFの保有数は61株で毎月の分配金の合計が69.86USDとなりました。日本円にして8,000円程度ですが、しっかりとキャッシュフローを回してくれています。
PFFのような毎月分配型のETFは投資金額が大きくないとその恩恵はあまり大きくなりません。仮に3,000万円分のPFFを保有していても年間でもらえる分配金は150万円ほどです。
30代の若いうちはリスクを大きくとったキャピタルゲインを狙った投資方法をしてある程度の種銭を作ってからインカムゲインを狙ったPFFへの投資を検討したほうがいいかも知れませんね。
2018年2月10日追記:7年後に年間配当金5,000ドルを目標にするポートフォリオ
米国株で高配当銘柄を中心にポートフォリオを組むことで働かないで不良所得を得られるプランを計画してみましたので、興味のある人は参考にしてください。

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