35歳で社長になる、と占ってもらった台北(台湾)の占い師さんへ

 

それは2008年の台湾旅行での出来事

2008年(当時27歳)、私は中国にいました。ちょうど留学を終えて1年ほど経過した国慶節休暇に友人たちと台湾旅行に行った際のことです。1週間ほどの台湾旅行でしたが、友人の勧めで台北の地下街にある占い横丁で占いをしてもらいました。

占い師のおばちゃんが言った一言

「あんたは35歳で老板(会社経営者)になるよ。金には困らない人生だね。」「それと女運が悪いね。」

そう言われたのです。当時は友人に「おお、社長か」なんて馬鹿にされながらも、半信半疑でした。それから7年、サラリーマンとして仕事をしながら、そのおばちゃんに言われたことは、ずっとうすらうすらと意識していました。何かチャンスがあれば起業してやろう、と思っていましたが、なかなか行動に移せずにいました。

そんなときに舞い込んできた「雇われ社長」の話

ほんとにたまたまです。営業先で知り合った中国人とプライベートでも食事をする仲になり、彼から「日本に帰国するんだったらこの話に乗らないか」と誘いを受けました。その友人(元取引先相手)の親しい友人が経営する上海のITベンチャー企業が日本法人を設立するので、その代表になってほしいという話でした。当時は怪しい儲け話くらいにしか思っていませんでした。

会社登記や物件探しに明け暮れた3ヶ月

本業の仕事をこなしながら、中国から日本の代行会社や不動産会社と連絡を取り、会社設立や物件探し、税理士や労務士との契約に明け暮れた3ヶ月でした。日本にいれば1ヶ月もかからなかったかもしれませんが、こっちも安定した仕事を投げ出してその話に乗るのですからできる限りリスクは負いたくありません。

そんなこんなで2015年8月に無事に会社登記も終わり、2015年9月下旬に退職し、日本帰国になりました。10月からは仕事が始まり、今に至ります。

会社の今後と目標について

私は幸運だったのかもしれません。前職で知り合った人からの誘いで、たまたま今の仕事の話が舞い込んできて、社長と言う立場で仕事をしていますが、本来、社長なんて柄ではありません。いつまで続くかも分かりませんが、とりあえずこの会社だけで利益を上げて社員に給料が払えるくらいになりたいです。

台湾のおばちゃん、ありがとう!

参考:僕が社長になってはじめてわかったいくつかの大切なこと。または川上さんから学んだこと

2010年10月の記事をもう一度読み返してみました。当時、はてぶで2500近いブックマークを記録した記事です。

去年の10月から社長業をしており、当時は1人だったければ、業務の拡大に伴い今ではアルバイト6名まで増えました。社員なんて代表の私しかいませんし、社長1年生でこんなことを書くのも気が引けますが、思うことを書いていきます。

人が来ない!と嘆いていた日々。

人は単にお金のために働いてはくれないのだ。とりわけ優秀な人は、そうであればあるほど、給料だけでは働いてはくれない。どれだけ求人広告を打っても、まともな応募が来ない、と嘆く日々は長かった。

1月に業務量が一気に増え、2016年2月はじめから3月上旬まで1ヶ月以上人手が集まらないと言う時期がありました。つい最近のことです。人が集まらないので業務をこなすために毎晩遅くまで、それこそ土日関係なく働きました。当時は30日以上連続出勤してました。忙しかった時期を支えてくれた家族に感謝です。求人広告に募集を出してもまったく人が来ない。電話連絡があっても面接に来ない、採用しても平気でドタキャンしボイコットする。求人で連絡があるのは65歳以上の人ばかり、と当時は何でも人の所為にしてました。あまりにいい加減な人ばかりで人間不信に陥ってた時期です。考えても見れば、「設立したばかりの会社で社員が社長しかいない会社に誰も来ようとしない。」ことはすぐに分かりそうなことですが、求人を出せば人が集まると簡単に考えていました。結局、求人広告には10万円以上のコストをかけて1ヶ月ほど広告を載せてようやく今の体制にまでなりました。

社員は働いてあげてる、というスタイル

今の人手不足の時代、経営者はこれくらいの考えがちょうどいい。社員はいつでもやめて他に行けるのです。小さな会社の社長であればあるほどそう思うべきです。

わざわざ小さなベンチャー起業に「働きにきてやってる」のであって、社長は彼らの人生の貴重な時間をわずかな賃金と引き換えに貸していただいている、という立場になる。

アルバイトが集まった今の悩み事は「いかにしてアルバイトたちのやる気を引き出して効率よく仕事を回すのか」と言うことです。

なぜ自分は社長になれたのか、社長になって何がしたかったのか。

たいていの人は、社長になることはできても、社長で居続けることはできない。なにしろ5年で半分、10年で9割が廃業するのだ。つまり10人の創業社長がいたら、10年後に社長でいられるのは1人以下であるということだ。

いまだに不明です。ただ、父親が社長だったから社長と言う立場にあこがれはありました。実際になってみると苦労ばかりだし、常に仕事を意識して考えないといけないし、給料が高いかと言えばそうでもない。はっきり言ってサラリーマンのほうが楽だった、と思うことは少なくありません。想像していた社長像と現実はかなりのギャップがありました。

社長になることは簡単なことです。ただ、社長を続けることが難しいのです。最低でも3年はがんばりたいです。

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