35歳で未経験業種への転職は「あり」か「なし」か

 

35歳、転職年齢限界説

転職できるのは35歳まで、とは以前までよく言われていたことです。そんな私も35歳と言う年齢になり、「転職」の2文字がずっと頭の中でちらついていました。

参照元:DODA(デューダ)

DODAのデータによると、転職年齢は年々上がってきているようです。2016年下期のデータでは男性の転職年齢が33歳まで上がってきています。

昨今の人手不足の状況もあいまって転職活動は以前よりハードルが下がってきているかもしれませんが、自分の希望する会社、となると依然としてそのハードルは高い気がします。

特に私のような学歴も無く、特別な技術がない人にとっての転職活動はかなり難しいでしょう。給与に不満がある、という程度の転職理由ならばいまの会社にしがみつくほうがよっぽど賢明です。

私が転職を決めた理由

ずばり、「日本帰国」です。思い起こせば20代のほとんどと30代前半は中国で過ごしてきました。したがって日本での職歴がないという、転職市場にとっては圧倒的に不利なスタートでした。

中国で生活して11年目、ちょうど自分の年齢が35歳に差し掛かるときでした。周りの同じような境遇の日本人はどんどん帰国して就職していきました。このままではやばい、という思いで帰国し、そして転職活動に走り出したのです。

ただ、闇雲に転職活動をしていたわけでもありません。転職活動の中でターゲットとしていた企業は「中国にビジネス展開していること」「日本のものづくり魂が感じられる会社(BtoBビジネス)」に絞って活動していました。中国にいる間からずっと「メイド・イン・ジャパンを中国に持って来てビジネスがしたい」という思いがあったのです。

今回、転職が決まった会社は規模としては町工場のような中小企業ですが、かなりニッチな会社で、取引先は大手企業ばかり。そして中国市場が重要なマーケットになってきている会社でした。まさに私の希望ぴったりの会社です。

35歳、転職で給与の手取りが激減

転職先は運よくすぐに見つかりましたが、転職先から内定をもらうまでおよそ40社程度、履歴書を送付し、そのたびに「お祈りメール」をもらってました。

そしてついに内定をもらったわけですが、給与は見事に半減しました。前職の43万円(額面)から26万円(額面)に激減です。……が、実はそんなに気にしてません。しかし、この給与水準では生活を送るだけで精一杯です。余裕なんてぜんぜんありません。幸いなことに物欲のかけらもないので、お金があっても何かに使うという予定も無いのですが。

もちろん給与は多いに越したことはありませんが、職歴なしの私にとっては申し分ない給与だと思います(かなり自己評価が低い)。

むしろ、勉強させてもらいながらお金がもらえる、と思い仕事をしています(社畜脳)。

転職して初めて分かった「会社の姿」

やっぱり1から覚えるのは大変

この年齢での転職はやはりキツイです。特に管理職待遇で転職するのなら話は別かもしれませんが、私の場合は未経験からの入社でした。まったく今まで関わったことのない業種で働くと言うことはその世界の知識を0から覚えると言うことです。

さらには中途採用は即戦力として期待されているため、ゆっくりと勉強している暇はありません。研修期間も充分にもらえないまま現場(客先)に放り出されます。会社のほうも新卒じゃないんだから必要な知識は自分で学べ、というスタイルなのでしょう。

その上、会社の人脈や転職により引っ越した場合は新しい土地での慣れない生活とすべてが1からの積み上げとなります。

これ、結構、大変です。

同年代の同僚が会社で10年以上のベテラン社員

もちろん中途入社なので自分は一番下っ端です。教えてもらう先輩は同年代、下手したら年下の上司なんてことも充分ありえます。年齢を気にしなければ大丈夫ですが、年を取れば取るほど転職の壁はいろんな意味で高くなります。

会社は外からは見えない

会社の社風などは外からは見えません。どんなにホワイト企業だと思っても期待はずれになることは多いです。

どんなに外見はよくても会社の内情なんて入ってみないと分かりません。誰もブラック企業と分かっている会社に入る人なんていないのです。

会社に入ってみて、いろんなことを経験し、いろんな人からいろんな話を聞いてようやくその会社というものが見えてくるのです。

何かを期待して会社に入ったとき、その期待が叶えられなかったときの失望は予想以上に大きいものです。

それでも私は転職してよかった

入社してまだ日が浅いですが、転職してよかったです。日本の会社を知らない分、まっさらな気持ちで入社できたことも大きかったと思います。

新しい土地でなれないこともあるけれど、なんといっても通勤が徒歩圏というのは圧倒的なアドバンテージです。

通勤電車で1時間半なんて日本では普通、といいますが、海外生活が長かった自分にとっては正直言ってありえません。満員電車なんて自分には絶対無理な生活です。それこそ1ヶ月でギブアップしてます。

それと日本の会社で働きだしてしみじみ思うのは「言葉が通じる(相手の言っていることが理解できる)ってすばらしい」ということ。中国で仕事をしていたときは営業研修や新製品の研修などがすべて中国語だったので、それこそ「意味不明」でした。言葉が聞き取れないと分からないことも周りの人に聞くことが出来ません。そういう意味では未経験業種ではあるけれど、分からないことがあればすぐに同僚や上司に聞くことが出来る環境は、正直言って今までの社会人経験から比べれば今の環境はかなりのイージーモードです。

 

転職してよかったと書きましたが、同じように転職しようかどうか悩んでいる人で35歳からの転職はあまりおすすめできません。会社の人間関係に不満が無ければ給与が安くても他の会社に移るべきではない、と私は思います。

2 Comments

monskiny

クロスパール様
そうですね、仕事なんて身体や精神を壊してまでするものではありませんね。特に日本人は仕事一番に考えてしまう傾向があるので、無理をしがちなのですが。
仕事の代わりはあるけれど、自分の代わりは居ないんですからね。

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