年間5万円以上も得する個人型確定拠出年金制度の申し込みを私が見送った理由

最近、マネー雑誌でよく目にすることが多くなった確定拠出年金制度。私もさっそくSBI証券に申し込み、SBI証券が提供する確定拠出年金の資料を請求しました。

ただ、資料を読んでみて、悩んだ挙句、この確定拠出年金制度を利用しないことにしましたのでその理由について書いていきます。

確定拠出年金の最大のデメリットは60歳まで引き出せないこと

最初に私がこの確定拠出年金制度の利用を見送った理由を書きますが、それは60歳まで掛け金を引き出せないことです。しかも、拠出期間が10年以上ないと60歳から引き出せません

国が宣言した「年金制度の崩壊」

既にご存知の通り、日本国民は誰も現行の年金制度を信用していません。私自身も年金をもらえるのは30年後の2046年からです。

私たちの支払っている年金はGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)というところが運用していますが、最近は「四半期の運用実績はマイナス○兆円!」なんてニュースがテレビで言っていましたね。私たちの年金を政府の指針に従うままに運用し(実際は各証券会社に丸投げのようですが)、マイナスになっているのでは何のための運用か分かりません。さらにこのGPIFの社員の構成を見てみるとほんと。。。割愛します。

ちなみに国のいまの保険料の収入は31兆円程度、年金給付総額は50兆円程度とされています。不足分は国家予算と年金積立金からの拠出で補填しています。私たちの年金を運用しているGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)からは、毎年5兆円程度の資金を取り崩しているのが現状です。このまま私たちが払っている年金が使われ続けたら遅かれ早かれ資金の枯渇は目に見えています。

そんな中、最近話題のこの確定拠出年金制度は「自分の年金は自分で面倒(積み立て)見てね」という制度です。言い換えれば日本政府は現行の年金制度の崩壊を見込んで、あなたたち日本国民は今から自分の年金を準備しておいてね、と宣言しているようなものです。まあ、国からしたらそっちのほうが気が楽かもしれません。

個人的な感想をいえば、今後はいまの年金制度に期待することはやめて、「いま払っている年金は国への寄付、将来もらえない前提で、もしもらえたらラッキー♪」くらいの気持ちじゃないと平常心を保てません。

※以前、ねんきんネットでシミュレーションした年金額は110万円/年でした(私の場合)。

年金定期便という国からの死刑宣告書を受け取ったお話

長期の満期保険商品はインフレに弱い

確定拠出年金も言うならば、保険みたいなものです。個人年金などの満期まで数十年を要する保険商品は一般的にインフレに弱いです。

いま、安倍政権はしきりにインフレに向けて各政策を推し進めています。仮に安倍政権が目標に掲げている物価上昇率を2%と定めるならば、現在25万円で購入することができていたものが、30年後は45万2,840円必要になってしまいます。

インフレを推し進める理由は、今のデフレ状態から脱却すれば企業や消費者の投資や消費活動は活発になります。そして、雇用が増え、企業の利益も増えて業績が回復、従業員の賃金上昇につながる、これが「アベノミクス」がインフレを目指すからくりです。

つまり、将来仮にお金をいくらもらえようが、そのときの物価によってはお金の資産価値はいまの半分以下になってしまう可能性もある、ということです。

家計から2万円出す余裕があるならば、インフレ対策が出来る投資先を選ぶ

これが結論です。

30年後なんて本当に誰にも分かりません。投資の基本は長期投資といわれていますが、逃げたいときに逃げられないのであれば意味がありません。そして掛け金の引き出しが可能になったとき、日本国内はインフレが起こっており、物価が今の2倍になっていたらどうでしょうか。現在、1万円で買える物が、30年後には2万円出さないと買えなくなっているとしたら、この制度を利用する意味はもはやありません

であればいま余裕のある2万円を、将来日本がハイパーインフレになったときにでも耐えられるような投資先に回したほうがいい、という結論に至りました。

※投資は個人の責任でお願いします。

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