医療保険の相談のために、「ほけんの窓口」に行ったら意外と印象が良かった話

これから医療保険・がん保険に新規加入する人へ

そもそも個別に任意の医療保険やがん保険に加入する必要はあるのでしょうか。今まで大きな病気にかかったことがないし、風邪すら引いたことがない、と健康に自身のある人だって一回、大きな病気にかかってしまうと多額の医療費がかかってきます。そんなときのために備えておきたいのが医療保険です。

万が一のために備える医療保険と言っても、いまの家計状況から月1万円前後を医療保険に支出するのは厳しい、という人も多いかと思います。まずは医療保険に入る前に「国が保障する医療保障制度」や「自分の生活習慣」、「家系から見る各病気の発症リスク」などを調べてみるといいでしょう。

ちなみに私の場合は父の家系で肺や胃腸が弱い、と分かっていますので、ほけんの窓口に行って医療保険とがん保険に入ることにしました。

コラム:そもそも「がん」にかかる人って増えてるの?

がん情報サービスによると、がんで死亡する人の数は2013年には1985年の2倍まで増えています。ただ、年齢調整がん死亡率は年々下がってきています。

身近にがんにかかったことがある人は、どちらにせよがん保険に入っていたほうがいいようですね。アメリカでは遺伝子検査で自分の病気が発症するリスクが分かり、2013年5月にはアメリカの女優のアンジェリーナ・ジョリーさんががん予防のため、両乳房を切除したというニュースは記憶に新しいですね。

そもそもほけんの窓口ってどういう仕組みなのか?

ほけんの窓口では各社の保険の新規加入や、保険の見直しなどの相談が無料で出来ます。もともと保険代理店は保険会社と専属代理店契約を結んで、一社だけの保険を販売するのが主流でした。しかし、外資系保険会社などから規制緩和を求められた結果、15年ほど前から一つの保険会社だけでなく複数の保険会社と業務委託契約を締結できるようになり、複数の保険会社の商品を比較販売できるようになりました。こうした保険代理店を一社専属の代理店と区別して「乗合代理店」と呼んでいます。もちろんほけんの窓口も乗合代理店です。

ほけんの窓口も本来は「代理店」なので、中立と言っても保険会社と顧客の間で中立ではなく、あくまでも保険会社側の「代理」であることに注意しないといけません。
こうした乗合代理店は、多くの保険会社と提携して保険商品を比較検討できることから、消費者にとっては保障内容や保険料がその場で比較でき、選択肢が広がるメリットがあります。

医療保険の選び方、何を重視するのかしっかり考えて選びましょう

日本には日本国民なら誰しも医療保険に入るようになっている国民皆保険制度がありますので、医療費負担は実質3割です。しかも、手術や入院などで高額の医療費がかかってしまう場合にも「高額療養費制度」があるので、医療費がどんなにかかっても1ヶ月の医療費は上限(世帯所得により上限が変わる)が設けてあります。

なら、医療保険なんて必要ないじゃないか、と思う人も多いかと思いますが、上記の高額療養費制度では任意医療保険でよく言われる「食費(2016年4月からは360円/1食)」、「差額ベッド代」などには適用されません

そこで、医療保険に加入する場合は、何を犠牲にして何を保障するのか、についてしっかりと考えて医療保険を選びましょう。経済的に厳しい場合は「1日5,000円の補償額」にして最低限の医療費の補てんをして、あとは貯蓄対応で保険料を安く済ませる方法もあります。特定の病気だけ入院保障を延長するオプションもあるので、必要に応じて選んでいけばいいでしょう。

また、保障期間について、入院期間が平均100日以上の脳卒中などの入院が長期化される病気が心配な方はできれば120日型をお勧めします。

私もほけんの窓口でおすすめされましたが、医療保険についてはセカンドオピニオンサービスや健康相談ダイヤルのサービスがあるメットライフアリコの医療保険1本で良いと思います。

がん保険の選び方

これだけ保険会社があって、いろいろな保険プランがあるとどれに加入したらいいのか迷ってしまいますよね。まずはがん保険に加入する時に何を重視すればいいのか見ていきましょう。

  • ガンの対象は、上皮内がん(または皮膚ガン)も含むのか
  • ガンの再発に対応しているか?
    一時金だけではなく、何度ももらえるのか?
  • 先進医療だけではなく、自由診療にも対応しているのか?
  • 通院治療にも対応できているのか?
  • 上皮内がんも含めて、ガンと診断されて入院開始したら保険料払込免除になるか?

上で書いた内容は「保障」の部分です。保障部分が決まってくれば後は「保険期間」、「払い込み期間」などを決めて月額の保険料を調整すればいいだけです。

ちなみに私がほけんの窓口で薦められた保険はチューリッヒ生命の「終身がん治療保険」でした。特徴は主契約が抗がん剤・ホルモン剤・放射線治療を月に1回でも受けたら、その月ごとに10万円もらえるという内容です。ただ1500円以上じゃないと申し込めないので特約をつけて保険料を1500円以上にします。保険料自体もベーシックタイプであれば2000円以下なので、家計への負担も少ないでしょう。

がん保険の加入で見逃せない意外な落とし穴

掛金が安いなあと思うと上皮内新生物は対象外で1円ももらえなかったというのは、結構よくある落とし穴です。また、いまや抗癌剤などは通院で受けるのが主流です。放射線治療などは週5日25〜30日間通院して受けるので、通院保障も外せないでしょう。

最近流行っているオプションの一つで、保険料の掛け金が安い「先進医療特約」は対象になる癌が限られていて、受けられる施設も日本国内に10数カ所しかありません。掛け金が安いのでつけておいてもいいですが、利用する可能性は低そうですね。

医療保険とがん保険以外の保険には加入したほうがいいの?

個人年金保険はあまりおすすめできない理由

よく個人年金で担当者から説明される「年利」という言葉。例えば、年利○%で運用すれば将来的にこれだけ利益がありますよ、という営業トーク。現在、日本で販売されている生命保険の利率(正確には予定利率と言います)は史上最低の保険ですので個人的にはおすすめできません。20年〜30年にわたるような長期契約で、わずか24%殖える程度では、インフレ(物価が上がってお金の価値が下がること)が起こり、仮にインフレ率を2%だとすると、20年後には最低でも30%、30年後には45%以上くらい増えていなければ実質元本割れです。

現に安部政権は経済の回復を狙ってしきりに物価上昇率(インフレ率)の目標に2%を掲げていますが、上で書いたように今販売されている個人年金は年利が非常に低いです。今後、インフレが起きれば、紙幣価値はどんどん下がっていくので、こういった年金保険プランは止めたほうがいいでしょう。

コラム:私がほけんの窓口ですすめられた個人年金プラン

ほけんの窓口で「がん保険の変わりになる年金プランがあります」と言って紹介されたのが「マニュライフ生命のこだわり終身保険」でした。これは、がんなどの特定の病気にかかった場合、その後の保険料の払い込みが免除となるため、その本来払うはずであった保険料が保険会社から払い戻されるお金を利用し、がん治療に当てる、というタイプです。

まとめ

  • 医療保険に入る前に高額療養費制度などの国の医療保障制度を調べる。
  • 自分の生活習慣や家系の各病気の発症リスクに応じて加入を検討したほうがいい。
  • がん保険は保険料も安いため、万が一のためにも入っておいたほうがいい。
  • 必要に応じて医療保険のオプションは選ぶべき。
  • 個人年金保険や学資保険はあまりおすすめできない。

こんな記事も書いています

民間医療保険に加入する前に知っておくべき社会保険

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です