中国語をこれから習いたいという人へ、つまづきポイントとその対策を解説

眠れる獅子はいつ目を覚ますんだ、と言われ続けた中国でしたが、もはやビジネスの上でも接することが多くなってきた人も多いのではないでしょうか。私生活でも街を歩けば中国語が聞こえてくる、なんて日常茶飯事となりました。つい先日、日本の訪日外国人がはじめて二千万人を突破した、なんてニュースは記憶に新しいはず。

そんな今の日本で、これから中国語を勉強したい、と思う人もいるかと思います。そこで、中国で10年間生活していた自分の経験を踏まえ、中国語学習の初心者がつまづきやすいポイントをまとめてみました。

中国語初心者におすすめな勉強法とその対策

中国語を習いたい人は最初に語学学校に通うべき

私も中国の大学に留学して経験しましたが、中国語を全く知らない初心者の方はまずはじめに学校(語学教室)に通うことをおすすめします。

その際に、中国語を教える講師は「中国人ではなく日本人がいる教室」がいいでしょう。なぜなら、私たちが普段使っている日本語(自国語)というものは文法を意識しないで使いこなしているために疑問を持ちにくく、理論的に説明するのは難しいためです。中国人講師は自国の文法に疑問をもたず、あまりにも当たり前すぎて、日本語で説明できない人が多いからです。したがって、中国語教室はできれば日本人の講師が良いと思います。ただ、ここでよく勘違いするのは「中国人講師のほうがネイティブな発音が聞ける」という思い込みです。はっきり言って、中国に行ってみると分かりますが、綺麗な北京語を話せない中国人のほうが圧倒的に多いです。その点、日本人講師の場合は「日本人が文法でつまづきやすいポイント」や「日本人にとって難しい発音」などを丁寧に教えることが出来ます。

コラム:中国の留学先で教壇に立っていたのは大学の学生だった!

私が中国に留学して1年目の授業のときの先生は、その大学の中文学科の学生でした。考えてみれば当たり前かもしれませんが、「こんにちは」、「ごめんなさい」、などの簡単な単語を教えるのにベテランの先生を立たせる必要は無いんですよね。ただ、中文学科の学生ですら私たち日本人が常に疑問に感じる「但是」、「不過」、「可是」などの使い分けを理論的に説明できる先生はいませんでした。

余裕があるなら中国に留学に行くべき

私自身、中国の江蘇省にある大学へ留学に行きましたが、留学を検討されている人はできれば北京(中国北方)の方に行った方がきれいな北京語が身につくので、北の方に行くことをおすすめします。ただ、留学先で北京語言大学などは日本人にも非常に人気ですが、あまりに日本人が多すぎて、日本人同士で固まって中国人とのコミュニティが築けず、4年も留学したのにこの程度の中国語しか話せないの、と言う人もたくさんいます(もちろん上海の上海交通大学や復旦大学も同じ)。よって、みっちり中国語を勉強したい人は、むしろ田舎の大学に行くべきでしょう。

コラム:台湾は留学先に選ばないほうがいい。

中国は反日的だし、環境も悪そうなので、親日で生活環境も整っていそうな台湾に留学に行きたい、と言う人がいるかもしれませんが、おすすめはしません。まず、台湾の大学では「北京語(普通語)を教えられる環境」が備わっていません。それに、中国大陸で使用される普通語と台湾で使用されている普通語はイントネーションや言葉の言い回し、発音(sh,x,sなど)などが違います。よって、台湾を留学先に選ぶのはやめたほうがいいでしょう。

※個人的には台湾はすごく好きなんですけどね。

中国語でとにかく大事な四声とピンイン

中国語でもっとも大切なのは「発音」です。その基礎となるのが「四声」と「ピンイン」です。多くの日本人はこの四声が扱えず苦労していると思います。中には我流で習得した気になっている人も多いでしょう。その場合、イントネーションがでたらめになり、会話してもこちらの言いたいことが相手に伝わりません。ただ、中国語は簡単な単語でさえ発音が悪いと相手に通じません。繰り返しますが、ピンインと四声をとにかく正しく覚えてください。特に中国語で難しいとされる「e」,「r」,「zh」,「ch」,「sh」など日本語にない発音はとても大事です。

ちなみに私が留学していた大学では、はじめて中国語を習う人を対象にしたクラスで、入学してから最初の1学期(4、5ヶ月間)は毎日、このピンインの発音だけを反復練習して、徹底的に耳が慣れるまで叩き込まれました。

コラム:中国語の1から10を音読しているだけで発音は上達する!

私自身、幼少期に中国の片田舎で2年間過ごした経験がありますが、再度、中国に留学に行ったときにはきれいさっぱり中国語を忘れていました。ただ、中国語の1から10の数字の発音だけは覚えていたようで、そのおかげかどうか知りませんが、中国に留学したときも発音で苦労した覚えが無いほど役に立ちました。

今思えば、中国語の1から10までの数字の中には、中国語学習で大切となるピンインと四声がぎっしり詰まっているおかげだと感じています。

初心者におすすめな中国語の参考書

「why?にこたえるはじめての中国語の文法書」

Why?にこたえるはじめての中国語の文法書

この本が無かったら私自身の中国語もここまで伸びなかった、と言っていいほどのバイブル的な参考書。留学して最初の1年ほどはこの本にどれだけ助けられたことか。

基礎の基礎から説明してあります。イラストも面白いですし、何より本当に説明が分かりやすい。欄外に単語の説明もあるので、辞書を引く手間がだいぶ省けます。
ただし、「就」などのややこしい副詞など、レベルの高いところについては詳しく書いてありませんので、あくまでも初心者向けとなります。演習問題もすごく理解が進む良いものばかりです。ただ若干ボリュームが多いです。

「誤用から学ぶ中国語ー基礎から応用まで」

誤用から学ぶ中国語―基礎から応用まで

ある程度、レベルが上がってきたらこの本がおすすめです。もちろん私も何か文法で分からないところがあるとこの本を引っ張り出してきて読んでいました。

中国語がある程度わかってきた頃に発生する「この単語とこの単語はどう使い分けるんだ?」「どの単語とどの単語が相性がいいのか?」などといった疑問や、中国語の文法から発生しやすい勘違いに答えてくれる文法書です。就,再,又などの使い方がよく分からない単語の説明も詳しいです。これらの説明は中国人で分かる人がほとんどいません。

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