海外積立年金の投資保険プランの実態と罠。私はこれで200万円損しました。

日本は会社で働き続けなければお金を稼げない、日本人にとって「投資」なんて無縁。私も少し前までそう思っていました。ただ、もしあなたがよく理解できないまま海外投資の話に乗ると大変なことになるかもしれません。

まずはじめに、以下のキーワードに心当たりのある人は要注意

ロイヤルロンドン社(RL360)、スタンダードライフ社、フレンズプロビデント社、アジアス社、インベスターズトラスト社、ハンサード、メティスグローバル、個人年金、海外積立年金、老後、海外積立投資、海外投資保険、オフショア、オフショア投資、長期運用、香港HSBC、海外口座、IFA、学資保険、元本保証、ドルコスト均等法

上記のキーワードが何のことか分からない、というあなたは以下の文章を読んでも何のことか分からないと思うので、特に読まなくてもいいですが、こんなアホなやつもいるのか、と興味のある人はしばしお付き合いください。

「海外積立投資で個人年金を作ろう」というセミナー

よく耳にしますよね。日本ではゼロ金利政策が続き、お金を銀行に定期預金してもすずめの涙程度の利息しかないし、日本の年金制度はいずれ破綻するので、今のうちに海外で自分用の年金を作っておきましょう、という謳い文句で一時期日本でも多くの人がこの海外積立年金の投資プランに加入しました。その後、金融庁から警告が出され、日本では営業活動が出来なくなったそうです。

私も中国に長くいたせいで、海外の積立投資保険プランの話はよく耳にしていましたし、上海でも毎月のように海外個人年金プランを紹介するセミナーが開かれています。

また、上海にいる知り合いの中にはIFAや資産運用プランナーなんて肩書きを持っている人を知っていますが、今思えば彼らは手数料欲しさに中国在住の日本人に対して投資話をもちかけ、騙していたと分かりました。

さらにそのような人たちは日本に定期的に足を運んでは、海外投資セミナーを東京などで開催しています。ご丁寧にセミナー開催の様子を写真にとって、「大盛況でした」とブログにアップしている人もいます。

海外積立年金プランで紹介者が使うセールストーク

海外積立年金プラン内容と紹介者が使うセールストーク

  • 積立期間は長期が基本(紹介者は25年積立プランを薦めてきます。)
  • 積立金額は100ドル/月から可能なので負担が少ない。
  • 積立金額によってはロイヤリティボーナスがもらえる。
  • 18ヶ月目以降は減額や積立停止も自由に出来る。
  • オフショア投資なので、節税にもなる。
  • 海外口座を作っておけば、利益が出たときの資金を移せるので安全。
  • 日本の金融商品は証券会社などの手数料が高すぎて、利回りが悪い。
  • 日本の公的年金は近い将来破綻するので、海外で資産を作っておいたほうがいい。

上記のような話を聞いたことがある人は注意が必要です。

上記セールストークに対する反論

  • 25年先の事なんか誰にも想像できない。投資会社が存在するかどうかも分からない。
  • しかも海外投資先はほとんどが英語圏で、英語がつかえない日本人の場合、何か起きたとき、対処が出来なくなる。紹介者が25年もアフターフォローしてくれるでしょうか?
  • オフショア投資でも、利益を日本に持ってきた段階で課税されるので、見つかれば脱税になる。

ちょっと冷静になれば上で書いたようなことはすぐに分かりますね。

どのような人が海外積立年金の投資プランに加入するのか

経済的に余裕のある人をターゲットにするのが海外投資

一番多いのは、「ちょっと裕福な人たち(月に1万円から3万円ほどは投資に回せそうと思っている)で、将来もらえる公的年金に対して過度な不安があって、かつ独身者の人」です。

海外積立年金投資プランを紹介する人は「仲介者」や「保険募集人」と呼ばれることが多く、彼ら自身は海外投資の金融商品(海外投資商品を金融商品と呼べるかどうかも怪しい)を日本在住者に対して販売・及び契約させることが出来ません。よって、彼らが使うのは「紹介するだけ」という言葉です。加入者に対してはあくまでも「自己責任で加入させる」という方向に持って行きます。セミナーなどで「個人年金を海外で作ろう!こういったプランがあります!」と紹介するのです。

そもそも日本の金融商品取引法の決まりでは、金融商品を取り扱う、全ての法人・個人に限らず金融庁が定めるライセンスを取得しなければ一切、金融商品の販売・勧誘行為はしてはいけません!ということになっています。さらに、海外の金融商品に関して言えば日本で販売・勧誘行為が許されている法人・個人は存在しないのです。つまり、法人・個人どちらも日本では海外の金融商品を販売できないのです。

具体的に海外積立年金投資プランはどうやって加入するの?

ここで海外口座が出てきます。一番多いのが香港HSBC口座を使った方法でしょう。上記の仲介者やIFA業者は英語が苦手な日本人のために「香港HSBC口座開設の全面的なサポートを無料でします」という業者が多いです。

実際に香港に行く費用は自己負担ですが、香港HSBC銀行での口座開設をサポート(通訳)し、その場で海外積立年金保険プランに加入させる方法です。

海外投資の罠にハマった私のケース

海外の積立年金プランに契約した当時、私は中国の上海にいました。当時は独身で、収入もそれなりにあり、日本の厚生(国民)年金も払っていなかったため、漠然と将来の老後に対して不安を抱えていました。そんな中、上海のフリーペーパーで「あなたのライフプランセミナー」という記事を見たのが積立保険加入のきっかけでした。

内容は上でも書いてあるようなセミナー内容でした。私がすすめられたのは、25年の長期運用タイプのドル建て積み立て投資プランでした。目の前で複利運用効果のグラフを見せられ、年率6%の利回りの場合、積み立て元本1,500万円に対して、満期時は4,000万円以上になるという、今思えばとても馬鹿げた話でした。その日本人の仲介者に洗脳されるように、その場で毎月500ドル積み立て25年プランに加入したのです。馬鹿なやつだと笑ってください。

そして今、日本に帰ってきて、仕事が変わり、家族が増えました。あれから3年、積み立て元本は約200万円になっています。契約した紹介者の営業所は連絡こそつくものの、担当者がコロコロと入れ変わり、既に名前すら分かりません。挙句の果てに、再度、この海外積み立てプランについて問い合わせてみたところ、どうやらIFAと契約していないお粗末な紹介者でした。ちなみにこの紹介業者は日本に支店があります。

インターネットで調べてみると、こういった海外積み立て投資プランで儲かったと言う話は聞かず、逆に失敗した、エージェントと連絡が取れなくなった、という話はたくさん出てきます。

契約したプランを今解約すれば、おそらく半分以上(100万円)は解約手数料で取られるでしょう。仕方ないので、このお金は返ってくると考えずに、減額するしかありませんでした。

最後に、日本を拠点に生活している人は海外の投資話に乗ってはいけません。私もつい先日、香港に行って、香港HSBCの口座を開設しようと思っていましたが観光を優先するあまり、結局、口座開設できませんでした。今になっては口座開設できなかったことは不幸中の幸いと思うことにしています。

国際免許証まで準備したのに香港HSBC銀行の口座開設を断念した理由

正直、1,000万円や2,000万円程度の余剰資金がある人にとっては資産運用のための海外口座は必要ありません。さらに言えば、海外積み立て投資すら必要ありません。おとなしく日本国内のネット証券で投資信託でも買っていたほうがよっぽど利回りが高いです。

追記:契約しているIFAに解約について聞いてみた

この海外保険を契約したところに個人年金保険の解約について聞いてみたところ、解約に当たっての違約金がざっと150万円ほどになることが分かりました。

解約した場合、200万円の積立元本に対して50万円前後しか戻ってきません。

海外の個人年金を途中で解約すると悲惨な現実が待っている

追記:インベスターズトラストのエボリューションを解約(海外投資は儲からない?私が海外積立年金のインベスターズトラストを解約したら150万円も損した話)しました。

もし海外投資話で詐欺被害にあってしまったらどこに相談できる?

では既に海外積立保険に加入してしまい、解約にあたって膨大な解約手数料が発生してしまうケースになった場合、どこに相談できるのでしょう。

IFAの移管サービスを利用する

海外の積立保険に加入してしまい、保険商品を紹介してもらった仲介業者と連絡が取れなくなった場合、IFA業者を変えるという手があります。

海外投資協会というサイトで契約するIFAの移管サービスを無料で受けることが出来ます(私は利用していません)。いま連絡を取っている仲介業者に不安を抱えているのなら、一度相談してもいいかも知れません。

9 Comments

クロスパール

私はフレンズプロビデントをしていますが特におかしな投資だとは思っていません。おそらくこれらの投資をしている人はIFAによって大きく差があるんだと感じます。
ただ現状日本の投資信託もラインナップが揃ってきているので今からわざわざする必要はないと思いますね。

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monskiny

クロスパール様
そうですね。ちょっと記事に語弊があったかもしれませんが、ちゃんとしたIFA経由であれば商品自体はそんなに悪い商品ではないと思います。
ただ、私自身、よく理解せずに申し込みをしてしまったのだと思います。

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みか

こんにちわ。単純にやめると言うか、逃げることは不可能なのでしょうか。弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。今後もっと損をするきがしてならないです。

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monskiny

みかさん
コメントありがとうございます。
やめるだけなら解約すればいいのですが、それにより解約金が発生するので、だいたいは元本割れになります。
海外のこのような保険商品に弁護士は介入しないと思いますし、だいたいは契約書にも(英語で)書いてあります。
日本各地でも海外保険に関するセミナーをしていますので、気をつけたほうがいいです。

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くまさん

あほだなー、、この記事書いてるやつ

さまざまな海外投資をしてますけど、実態を知らんよね、、、、

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はく

反論が支離滅裂すぎる…

知識もないのに自分の経験談だけで判断する稚拙な記事です。

まあ、しっかり調べれば分かることですが

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monskiny

はくさん
経験もないのに、知識だけで記事を書くほうがよっぽど問題ありそうですが。
反論を信じるか信じないかは読者が判断すればいいだけです。
何を期待しているのか知りませんが、ここは私の経験談をつづった個人ブログですよ。

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はく

知識と経験どっちも持ってて初めて記事かけるんじゃないですか?

特に商品に関わることを経験だけで安易に書くなど。

これに影響される人達のことは考えるべきでしょう、

これだからあなたのようなブロガーは、無責任なんです。

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monskiny

はくさん
すみませんが、私はこの商品を薦めていもいませんし、この記事を読んだからと言って誰かが損をするとも思いません。影響を受けるのはどういった方たちでしょうか?
反論があれば具体的に示していただけますか?
あなたの反論が正しければ記事も修正できますし。

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