低賃金サービス残業だけじゃない、ブラック企業予備軍の特徴と回避方法とは?

2018年8月からはじめた3ヶ月間の転職活動を終え、2019年からめでたく新しい職場で働くことになりました。前回の記事(36歳がけっぷち、娘が生まれた年に私が転職活動を始めた理由)でも書きましたが、以前の職場は世間一般で言われているブラック企業ではありませんでした。それでも私はどうしても会社の将来性に希望を抱けず、転職することにしたのです。

私が転職した経緯などはまた別の機会に書くとして、ところで世間一般で言われているブラック企業の定義とは何でしょうか?

  • 違法残業(サービス残業)
  • 上司によるパワハラやセクハラ
  • 離職率がやたらと高い

と世間では認識されています。ただ、私の前職は世間一般で言われるブラック企業の定義に当てはまりませんでした。前職は「ボーナス年2回」、「激務ではないのに年収400万円以上」、「残業がない」、「週休二日」、「パワハラやセクハラがない」など、ブラック企業かホワイト企業のどちらかといえばホワイト企業に属する企業でした。ただ、中途入社で入った人のほとんどは3年以内に退職していくほど離職率が異常なほどに高い会社でした。前職のような一見してホワイト企業と思える会社でも絶えず人が辞めていく会社はどのような特徴があったのでしょうか?

違法残業だけじゃない、こんな会社も要注意?(ブラック企業予備軍の特徴)

一見、ホワイト企業と思える前職でもこれは会社としてダメでしょ、と思える点を紹介していきます。私は退職した今でも普通にブラック企業だと思っています。

製造業なのにデータを改ざんして不良品を良品として出荷する

東証一部上場企業の大手企業でもデータ改ざんや不正は当たり前のように起こっているので、中小企業で言うまでもないですね。私がいた会社でも不良品を良品として出荷するなんて日常茶飯事でしたし、規格外品のデータを規格内に書き換えるなんてことも当たり前でした。

製造業なのに納期管理ができておらず、すべて弊社都合

決して達成できないわけではないのに、生産が間に合わないからという理由で納期管理は会社都合。製品が出荷できる状態になった日が納期となっていました。

管理職をはじめ、誰も責任を負わない

まともな会社であれば上司(もしくは会社)が責任を取るのは当たり前ですが、私が働いていた前職の会社では上司も同僚も誰も責任を取りたがらず、自分の責任ではないアピールで他人に責任をなすり付けることに必死でした。そのしわ寄せはすべて途中入社で入ってきた人たちに回ります。

評価制度があいまいで、社長の好き嫌いで昇給額やボーナスが決まる

日本の中小企業のほとんどは当てはまるかもしれませんが、前職では社長個人の好き嫌いで社員の待遇が決められています。社長から好かれている社員のボーナスが多く、逆に嫌われている社員はボーナスが低くなっていました。また、昇給も同じで何年も昇給がない社員もいれば毎年のように昇給していく社員もいました。

教育制度がなく、入社したら基本的に放置プレイ

前職では2年ほどしか働いていませんでしたが、教育や研修と呼べる機会は1回のみでした。その他の教育はすべてOJTです。OJTが悪いわけではありませんが、OJTで覚えられる仕事には限度があります。そのため、自分の頭で考えられる人であればいいのですが、私のようなダメリーマンにとって、自分から会社の利益につながるような仕事を生み出して率先して取り組んでいくという作業がどうしてもできませんでした。

中小企業ではよく社長からのトップダウンと聞きますが、私がいた前職では「自分で考えて自分で動く」という考えが基本だったので、0から1を生み出せない人間にとってはきつい職場でした。

求人サイトに「あなたがしたいようにのびのびと働ける環境があります」なんて書かれていたら要注意ですね。

転職活動の中で、応募しようとする企業がブラック企業かどうか見分ける方法

HPで「人材が大事」や「フラットな企業」を売りにしている

会社のHPには社長の考えや挨拶などが載っていますが、社長の挨拶などで「会社にとって人材が一番大事」、「上下関係なくフラットな企業を目指している」と書いてある会社は要注意。

学歴不問や経験不問など求人サイトの応募条件のハードルが低い

求人サイトに載っている応募条件のハードルが低い場合、それだけ人の出入りが激しい証拠といえます。また、求人サイト上に「努力」「根性」「情熱」「アットホーム」なんて言葉が載っている企業も要注意です。

 Webの転職サイトの口コミをチェックする

インターネットで探せば会社の口コミはたくさん出てきます。例えば、「カイシャの評判」、「Vorkers」、「転職会議」などがそうですね。私も今回の転職活動で特に重要視したのはネット上の口コミサイトでした。口コミなので基本的には悪いことが書かれている傾向にありますが、会社の内部事情を知るためには実際にその会社で働いている(働いていた)人に確認するのが一番です。

ただ、事業規模の小さい会社だとこのようなサイトにも口コミ情報がないため、自分の足を使って調べるしかありません。

会社の中の雰囲気や受付(総務・人事)の人の態度を見る

書類選考が通過し、めでたく面接に行くことになってもしっかりと会社の中を見てきたほうがいいです。例えば受付の人の態度や、会社の中で働いている人の表情は暗くないか、などなど。会社側も面接する立場ですが、応募者も会社の良し悪しを判断しているのです。

もし受付の人の態度が悪かったり、社内の雰囲気が暗かったりした場合は要注意かもしれません。

残念ながら転職先がホワイト企業とは限らない

ブラック企業で働き続けるメリットはありませんが、いざ転職に成功しても転職先がホワイト企業である可能性は100%ではありません。なぜなら、会社なんて入社してみないと何も分からないからです。私は過去、5回ほど転職を繰り返していますが、どの企業にも大なり小なり不満がありました。

ただ、5回の転職(事業規模10人未満~1000人以上)を経験して感じるのは「事業規模が大きければ大きいほど、ホワイト度が増す」ということです。中小企業への転職はそれだけでブラック企業に入ってしまう可能性を高めるような気がします。

私も今回の転職活動ではそれなりに企業研究もしてしっかりと取り組みましたが、新しい職場がホワイト企業であると言う保障はどこにもありません。転職では時間やお金が奪われ、人間関係もゼロからの構築となり、正直言って失うものも多いです。

会社を辞めたことは後悔していませんが、転職に伴うお金の問題や引越しの大変さなど、考えが甘かった部分も否めません。これだけの労力を費やして、新しい職場もブラック企業だった場合、二度と転職をしたいなんて思わないでしょう。

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