中小零細の製造企業に転職する前に知っておきたかったこと

今の会社に転職して1年半が経過しようとしています。たった1年半ですが、会社を取り巻く環境はがらり(悪い方向に)と変わりました。

転職したばかりなのに、会社が明らかに沈み行く泥舟になっている件について

大きな裁量で仕事を任せられる、と期待して転職した中小企業でしたが、担当する業務は複数の部署をまたがる雑多な仕事ばかりでした。

転職して分かったこの会社がブラック企業である理由

斜陽産業のため会社の将来性がゼロ

斜陽産業のため、新しい技術に代替されてしまい、今後は売り上げ増が見込めません。売り上げは落ちていく一方です。日本ではニッチ産業かもしれませんが、世界に出れば同じような会社は腐るほどあります。しかも他のライバル企業と同等か、もしくはそれ以上に戦えるほど実力のある会社でもありません。メイドインジャパンと言うブランドだけで食えるような町工場でもありません。作っているものは誰でも作れるような価格破壊真っ只中の汎用品であり、社内で新製品と声高に呼ばれる製品は、すでにライバル他社が何十年も前から生産しているような二番煎じ品ばかり。

数十年の社歴があり、技術力を武器にしている会社のはずなのに、いままで積み上げてきた実績がどこを見渡してもありません(もちろん人も含めて)。転職する前に「この会社は何を作って、どういうところに使われているか。将来性はどうか」という点まで目を向けるべきでした。

社長含め取締役以下すべてが家族経営の会社はブラック

いま働いているところは正社員30人前後ですが、社長、取締役すべてが家族です(中小企業ではごく当たり前だと思いますが)。実質、すべての権限を社長が持っているのですが、仮に社長がいなくなった場合、会社が回らなくなるのは目に見えています。

(名ばかり)管理職含め、会社のことを真剣に考えて社長不在でもお客様に迷惑をかけないようにしよう、と考える社員がいません。

離職率が異常に高い(入社5~6年以内の中間層の社員がいない)

採用面接のときに社長が「後から入ってくる社員が先に辞めていくことに困っている」と言っていたように、会社の中には入社10年以上のベテラン社員以外は入社3年以内の若手社員ばかり。入社5~6年くらいの中間層がほぼいません。つまり、転職したはいいけどみんな3年以内に辞めて行っているのです。私と同時期に入社した人は半年も経たずに辞めていきました。

どんなブラック会社でも10年以上いれば、社長の考えに賛同していくし、長くいればいるほどぬるま湯になって会社の居心地がよくなっていくでしょう。だからこそ、危機感を持った人から会社を辞めていくのです。転職して入ってきた人だからこそ「(この会社でなくても自分を必要としてくれる)会社はいくらでもある」ということを知っているのです。

自分の家族を大事にするあまり、幹部社員を平気で首(クビ)にする社長

誰だって他人より自分の家族が大事です。もし仕事関係で自分含め家族が嫌な思いをするくらいなら、私だって平気で会社を辞めます。それこそ家族である妻や子供たちを他人と代えられないけど、会社はいくらでも代えられるからです。会社(仕事)のために家族を犠牲にするなんて時代遅れもいいところです。

でも社長という立場の人間は会社の社員を第一に考えるべきです。ただでさえ会社の金を経費で落として豪遊して遊んで暮らして、決算期になれば「経常赤字で大変だから給料カット、ボーナスカット」では働いている社員のモチベーションをゴリゴリに削り落とし、社員から嫌われるのも仕方ないでしょう。家族が傷ついた、という理由で会社の幹部をクビにするなんて、会社を経営する立場の人間がしていいことではありません。特に会社のHPで「会社を経営していく中で大事にしたいことはやはり人材でしょう」なんて書いちゃう経営者は特に要注意です。

いい上司の元で働く、というのは社員のモチベーションを高める重要な要素の一つです。仕事の出来る幹部をクビにするということは、その下にいる部下たちのモチベーションも根こそぎ奪っていくのです。

自分のミスを棚上げし、他人(部下)に責任を押し付ける幹部社員

とにかく自分のミスを認めません。中国人かよ、って思うほど自分のミスを棚上げし、部下にそのミスを押し付けます。そうなると、社員は責任のある仕事を引き受けなくなります。つまり、自分から動こうとはせずに何も決めずに、何も考えなくなるのです。

私自身も営業職で入社したのに、毎日していることと言えばAuto CADで図面を書いたり、客先で起きたエラーの分析だったり、現場改善という仕事ばかり。さらには生産コストを下げるために海外製の安い部品を調査したり、たまに中国に出張に行って工場の品質監査をしたり。

営業一筋で仕事してきた素人が書く図面なんてミスが出るのは当たり前でしょう。それをベテラン社員含め、すべてを若手社員の責任として押し付ける社風。転職組みだからこそ分かるこの会社の異常な社風がそこにはあります。残念ながら入社10年以上のベテラン社員には分からない感覚です。

37歳、転職するには不利だけど、同じ過ちを犯さないために気をつけること

1年半で会社を辞めるのは気が引けるけど、このまま働いていても何も身につかないとわかれば、今日明日の時間を一秒でも新しい会社のために使いたい、ということで転職を考えています。

同じ間違いを犯さないために会社選びで知っておきたいこと

  • 同族経営会社の将来性の無さは異常
  • 給料は大事(年収ではなくボーナスを除く手取りベースで考える)
  • 待遇を考えるなら大手企業のみ狙う(中小と大手の待遇格差は埋められない)
  • 一緒に仕事をするであろう(尊敬できる)上司は入社前の面接で見極めろ
  • 企業分析と業界分析は怠るな(会社の将来性を見極めろ)

実際、私自身すぐに転職するという話ではありませんが、今の会社に頼れない、という意識を常に持ちつつ転職も視野に入れながら危機感を持っておきたいですね。とりあえず私は転職活動の一歩目ということで転職サイトのDODAに登録しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です