三菱UFJ国際投信が6月15日に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)」を新規に設定しました(ファンドの販売は7月3日より)。ファンドの手数料である信託報酬も税別0.16%とかなり低コストな投資信託ですね。
このファンドはアメリカのS&P 500指数に連動するファミリーファンド形式での運用になります。マザーファンドがどこのファンドかは知りませんが、低コストで米国市場(S&P 500)に投資したかった人たちにとってはすばらしい待ち望んでいた吉報になったことでしょう。
参考:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の新規設定について(https://emaxis.jp/text/release_180615.pdf)
アメリカ株式市場の85%をカバーするS&P 500指数とは?
S&P 500指数とは米国株式市場の代表的な株価指数の一つです。アメリカを代表するアップルやマイクロソフトなど、500銘柄から構成されています。私はバンガード社のETFでS&P500指数に連動するVOOを14株持っているので、今回紹介するeMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)の購入は検討していません。
VOOについては以下の記事で紹介していますので参考にしてください。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)の魅力とは?
驚くほどの低コストでS&P 500指数をベンチマークとするファンドに投資できる
驚くほどの低コスト(信託報酬0.1728%)でアメリカ市場の85%をカバーできるS&P 500を対象に投資できます。つみたてNISAのように投資商品がインデックスファンドなど限られている場合、おすすめな選択肢の一つになりえます。
小額からアメリカ市場に投資できる
つみたてNISAは年間で投資できる上限が40万円と決められています。40万円だと毎月33,000円ほどの投資額となります。生活費から毎月33,000円を捻出することは簡単ではありませんが、つみたてNISAの場合、100円から(私も利用しているSBI証券の場合)投資できます。米国ETFのVOOを買おうと思うと最低でも約30,000円(VOOの株価=255ドル)の資金が必要になります。
正直、100円の積立では投資の醍醐味は味わえませんが、新社会人など、投資のことを勉強してみたい人にとってはいい選択肢となります。
米国ETFならドル建てだけど、eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)は円建てで投資できる
私も買っている米国ETFのVOOを買うためには、日本円を米ドルに換えてから買う必要があります。日本円を米ドルに換える為には為替手数料を払う必要があります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)のように日本で販売されている投資信託であれば日本円でそのままファンドを買うことが出来ますので、売買通貨を気にする必要がないのも大きなメリットです。
つみたてNISAならeMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)?
私自身も信託報酬などのコストだけを見て「買うなら米国ETF一本でしょ?」と思い込んでいましたが、日本国内で買えるインデックスファンドのコストも低くなってきており、一概に米国ETFがいいとは言えなくなりました。
私はつみたてNISAではなく、現行NISAを利用して直接米国ETFのVOOを買い付け保有していますが、例えば家族や友人におすすめするならeMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)かなと思っています。
ただ、現行NISAの利用期間は2023年(2023年以降はつみたてNISAに一本化される予定)までなので、2024年以降はつみたてNISAに移行し、国内の低コストインデックスファンドを買っていくと思います。
コメントを残す